人間ドック60代!シニアが受診すべき検査項目と注意

60代本格的ながん発症リスクのピークを迎える60代。

これまでの血液検査を中心とした基礎検診で血糖値や血中脂質値をチェックしつつもCTやMRI,PET検査、PSA(腫瘍マーカー)といった個別の検査が大切になってきます。

必要に応じて大腸内視鏡検査によって、大腸がんや大腸ポリープを確認することも忘れずに。この手の大腸がんや大腸ポリープといった病気の多くは症状がでにくいため、気がついたら進行しているケースも多いので要注意。

 

また手軽さの面でいえば便潜血検査という方法も。

便潜血検査でも大腸がんや大腸ポリープのリスクは確認できます。

あらゆるがんリスクの上がる60代、当然ながら喫煙、非喫煙かかわらず肺がんのリスクも高まるもの。非喫煙者でも念のため肺がんのリスクを確認するためにも胸部のCTは必須といえるかもしれません。

 

またX線検査による上部消化管のチェックによって、胃がん、胃潰瘍、胃ポリープの早期発見も期待できます。さらに十二指腸や食道の状態も把握できるため、必ず選んでおきたい検査項目の1つといえるでしょう。

60代がもっとも注意しておきたい部分といえば、なんといってもがんリスク!

本格的にがん発症リスクがピークを迎える60代に突入したタイミングこそ、徹底的がんリスクを洗い出すチャンスといえます。

少々、費用と時間はかかりますが本格的な全身のMRIやCT検査によって体の隅々までスクリーニングして健康な70代を迎えたいものです。

 

 

60代の人間ドックで注意すべきポイント

60代は予期しない部位でがんが進行しているケースも!

検査結果前述のとおり、予期しないがんリスクの発症しやすい60代。

基礎検診は別として、他にどれだけの検査項目を的確に選ぶことができるか…という部分が病気の早期発見に大きく影響を与えるのは言うまでもありません。

もちろん自覚症状の少ないパターンも多いでしょう。

そういった意味をこめて、、自覚症状のでないがんや生活習慣病の早期発見を目的としたPET検査によって全身をスクリーニングしておけば理想的かもしれません。

頻繁に行う必要もありませんが、適当サイクルで定期的に行うことでよりがん発症リスクを低くおさえることが可能となります。

平均的な全身のPET検査にかかる相場は10~30万円といわれています。

確かに高額な費用といえなくもありませんが、予期せぬがんが進行して治療不可能になる可能性を考えれば安いもの。費用面が許されるならぜひ選んでおくべき検査項目ではないでしょうか。

 

60代は脳卒中リスクが急上昇!

MRI検査がん発症リスクがピークといわれる60代ですが、同時に脳卒中リスクのピークも60代だといわれています。

脳卒中リスクの発見に有効なのが頭部MRI検査。他の検査項目に優先して選んでおくべき検査項目といえますね。

一般的なデータとして50代では2人に1人、60代以降では約8割の方が、何らかの隠れ脳梗塞がみつかるといわれています。

微小な脳梗塞の場合は自覚症状もなく、放置されやすいだけに定期的な頭部MRIが非常に有効といえるでしょう。

初期段階の隠れ脳梗塞の場合、早期発見によって薬による治療でほぼ解消できます。本格的な脳卒中に進行する前にリスクの芽を摘んでおきたいものですね。

 

腫瘍マーカー(PSA)で前立腺がんを早期発見

がん検診60代は50代以上に前立腺がんにかかる方が増える年代。

初期症状もわかりにくく、自覚症状もほとんど無いような前立腺がんは、基本的に腫瘍マーカーのような検査が有効手段といえます。

幸いなことに前立腺がんの多くは進行がおだやかなため、早期に発見できれば予後を改善できるケースが多いといわれています。

付近の骨に転移するリスクを考えても、早期発見で根本的に治療しておきたいものです。

もし腫瘍マーカーで判定が厳しい場合、超音波検査も併用することで、かなりの精度で前立腺がんを発見できます。

 

60代の人間ドックまとめ

医師の説明30代、40代、50代にくらべ、あらゆる病気のリスクの高まる60代にとって重要なことは、幅広く様々なリスクを疑って、隅々まで検査しておくこと…といえるかもしれません。

また、早期発見によって予後を改善できる生活習慣病やがんも多いもの。若い世代よりも短いサイクルで定期的に受診することも必要となるでしょう。

また自分で勝手に検査項目を絞り込むことも、考えようによっては危険な行為といえるかもしれません。

先入観を捨て去って様々なリスクを疑ってみる気持ちが肝心といえます。

様々な精密検査を受けることは身体的な負担も経済的な負担も大きいもの、しかし早期発見できずに慢性化、深刻化した病気は後の大きなダメージへとつながります。

自分の体を過信せず、体調の良し悪しに関係なく定期的に受診できるかどうかがキモといえます。


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