人間ドック50代!中高年に必須の検査項目と注意点

50代の人間ドック人間ドックの利用価値がもっとも高い年代といえるのが、何といっても50代だといわれています。

全身の筋力も低下して、これまでよりも疲れやすく回復しづらい年代。それだけに様々な病気を発症するリスクも高いのは言うまでもありません。

中でも日本人の死因ワースト3とよばれる「がん」「心筋梗塞」「脳卒中」に関しても、50代に突入することで急激に発症リスクが高まることは有名ですね。

それだけに生活習慣病の原因となる小さなリスクを早期に発見して摘み取っておくことが、元気な60代を迎えるためには必要なのです。

上記の三大疾病だけでなく、40代まではかからなかったような病気にもかかりやすくなる年代が50代の特徴。本格的に生活習慣病が増え始める50代だけに、最低でも1~2年に1回の人間ドックが必須といえます。

いかに小さなリスクを発見して生活習慣を見直して排除できるかが、三大疾病を患うかどうかのカギを握っているのです。

 

 

50代の人間ドックで注意すべき部分

50代がもっとも注意しておきたい部分といえば、脳血管障害や心筋梗塞などのがん以外の高リスクの病気全般。

以下の項目はもちろんのこと、高血糖、高血圧症や高脂血症にも十分に目を光らせておきたいものですね。

 

50代は血液検査+消化器系のがんリスクを知っておく!

がん検診では50代にとって、必須といえる検査項目はどういった種類なのでしょうか?

50代にとって必要な検査項目を具体的考えてみましょう。

基本的に40代と同様、ベースとなるのは基礎検診による血液検査と上部消化管のX線検査という部分かと思います。

血液検査によって血糖値や肝機能障害の状態を把握できるだけでなく、血中脂質やその他の動脈硬化の原因となる状況を数値として把握できます。

また、胃がんに特化した血液検査にペプシノーゲン検査とよばれる検査項目もあります。

これは血中のペプシノーゲンの割合を知ることで胃がんのリスクを知ることができます。費用も安く手軽に胃がんリスクを確認する手段として近年ではピロリ菌検査と同様に、こちらも利用者も増えているようです。

 

超音波検査によって肝臓と前立腺のリスクも確認!

40代とくらべ、50代になると確実に増えつつあるのが前立腺がん等の発症リスクだといえます。

そこで人間ドック選びでおさえておきたい検査項目のひとつが、腹部超音波検査といえます。

腹部超音波検査によって初期症状のわかりにくい前立腺がんを早期に発見できるだけでなく、肝臓がんや脂肪肝、大動脈瘤といった重篤な病気のリスクを把握できます。

前立腺がんは自覚症状が無いだけでなく、進行が遅く他の部位に転移しやすい…という特徴を持ち合わせています。50代の人間ドックなら毎回とはいいませんが、数回に1回は腹部超音波検査をお勧めしておきます。

狭心症や心筋梗塞のリスクをホルター型心電図検査で知る

検査機器50代に突入すると、様々な生活習慣病にかかりやすくなりますが、その多くは不整脈が大きく関係しています。

そういった不整脈を事前に把握して対処しておくことも、人間ドックを利用するひとつの目的。

ホルター型心電図検査や負荷心電図検査とよばれる各種の心電図検査によって、かすかな不整脈も見逃さずにキャッチできるでしょう。同時に狭心症などの発作におそわれるリスクもカバーできます。

とくに運動不足の方の場合、一定の負荷がかかった状態での不整脈には注意しておきたいところ。

負荷心電図検査を利用することで、こうった安静時では確認できない不整脈まで拾い出すことが可能。ぜひとも50代なら一度は利用しておきたいところです。

もし上記の心電図検査にて異常がみつかった場合、心エコー検査で詳細までチェックすべき状態といえます。

 

50代なら頭部MRIが人間ドックのキモ

MRI検査また、40代までの世代にくらべ、確実に脳梗塞や脳卒中のリスクが高まるのが50代の特徴です。

他の検査項目に優先してでも、最低限、頭部MRI検査だけは選んでもらいたい。

一般的に1.5~2万円程度の費用とはなってくるが、50代にとってそれだけの価値はあるはず。

頭部の画像診断によって、クッキリと脳の状態が浮かび上がることで、小さな脳血管の異常を発見できるのです。

結果として脳梗塞や脳卒中につながる小さなリスクを発見し、早めに排除することが可能となります。

また、本格的に脳梗塞や脳卒中のリスクをフォローしたい場合、上記の頭部MRI+超音波検査を組み合わせることで、より詳細に脳血管や脳の状態を把握できるはずです。

 

女性の50代にとって必須の検査項目とは

女性の場合、まず最初に子宮がんや乳がんのリスクをフォローすることは言うまでもありませんね。

ですが50代の女性となれば、女性ホルモンが急激に減り始める時期、本格的な更年期症状におそわれる方も少なくありません。

女性ホルモンの減少によって基礎代謝が低下して骨の代謝も急激に低下します。

その結果、骨密度が減少し始めることも忘れてはいけません。50代以降の女性に骨折される方が増えるのも、こういった骨密度と大きく関係しているのです。

余裕があれば骨密度検査も、人間ドックの検査項目に検討しても良いかもしれません。

 

50代の人間ドックまとめ

医師の説明心筋梗塞や脳血管障害といった各種のがん以外の重篤な病気を発症しやすい50代。

定年までもうひと踏ん張りするためにも、ここらで本格的なオーバーホールの必要な時期かもしれません。

生活習慣病やがん、更年期といった病気にかかりやすい50代にとって必要な検査項目は、あらゆる検査項目といえるかもしれません。

とはいえ、時間や費用を考えてもすべて受診するわけにもいきません。

そこで早期に芽を摘んでおくべき高リスクの病気につながる検査項目を重視して選んでみることを提案します。

中でもベースとなる基礎検診+ピロリ菌(もしくはペプシノーゲン検査)で生活習慣病の原因や消化器系のがんリスクを確認しつつ、腹部超音波検査で前立腺がんをはじめ、腹部の様々な臓器の動きをチェック。

さらにホルター型心電図検査や負荷心電図検査によって不整脈や狭心症のリスクを解消。仕上げに頭部MRI(余裕があれば頭部超音波検査も)によって脳血管障害のリスクを早期に対処しておきましょう。

少々、検査項目が多いような印象もありますが本来はもう少し多くの検査を受けたいところ。

発症した場合、重篤なケースにつながりやすい病気だけに、早期発見が完治できるかどうかを左右するのです。


PAGE TOP